箱根日帰り with 姫
2006年10月27日

大涌谷
芦ノ湖
再び、平日に休みが取れたという、旦那の急な申告により・・・彡(-_-;)彡

ドライブへ行くことに・・・。

いつも二人じゃつまらないので、今回は友人と姫を拉致してみた。

行き先は「芦ノ湖」 目的は海賊船に乗る!!

道中、まだまだ紅葉しているとは言えなかったが、標高が上がるにつれ森の緑が鮮やかさを増してきた。

ところで、最近のレンタカーには「ナビ」がついてくる。

ナビのとおりに進んでいけば、まず迷うことなく目的地に到着する。
しかし、運転やおしゃべりに熱中していたり複雑な交差点ではナビの指示を人間の能が処理しきれず、思わずお隣の道路へ入ってしまったり、ついつい曲がってしまったりするものである(||´∀`)

しかも運転手が、正真正銘の方向音痴だったりすると、ナビ泣かせな行動をとることが多々ある。

前置きが長くなったが ようするに曲がるべきでないところを曲がったために大涌谷に到着した。

友人と姫は箱根が初めてということだったので、ついでに大涌谷観光もかねて、ここでお弁当を広げることにした。
大涌谷は、日本人より外国の客人の方が多いような気がした^^;

日本語が聞こえてこない・・・。 

小学生の一団ノキャーキャー言う声が、妙に心強かったりした。

最近の我が家のお出かけは、お昼をお弁当にすることで飛躍的にコストパフォーマンスを下げている。
今日も腕によりをかけ?残り物を詰め込んできた! 
唯一、旦那がもらってきた栗で作った栗ご飯だけが、行楽気分を盛り上げている。

さて、風がピューピュー吹きつける中、弁当を平らげた私たちは大涌谷の卵茶屋を目指して登り始める。硫黄の匂いが辺りにたちこめ、山肌のあちらこちらから噴出す煙が観光地気分をかき立てた。

一通り、記念撮影も終わったので、今度こそ芦ノ湖を目指すことにした。
さぁ! いよいよ芦ノ湖へ到着!!
海賊船に乗り込むぞ〜!と 勇んでチケット売り場へ突撃すると・・・。
60分〜70分の周遊で 大人一人1780円!!

私たちの旅は「質素倹約」が信条である。 贅沢は敵だ!!

というわけで、たっぷり蚊帳の外から海賊船を眺めることにした(;´д⊂)

そのとき、友人が湖面に浮かぶ小さな船を見つけた!
手漕ぎボートだ!! ということは近くに貸しボート屋があるに違いない!!

早速、キョロキョロと辺りを見渡すと、ボート屋を発見した。ルンルン気分で3人+2歳児が乗れる「スワン」を借り、意気揚々と出発したのである。
さて、運良く好位置をキープした私は、姫をひざにのせ、舵を任された。
残りの二人はペダルを漕ぐ係りである。

行き先は、写真で見ると ちょうどスワンの後頭部の辺り。 森が切れている場所が分かるだろうか?
あの辺りは、海賊船ではないフェリーの船着場がある。

ボート屋のお兄ちゃんの話では、対岸まで行って帰ってきたというツワモノがいたらしいが、子供づれゆえ あの辺りがちょうどいいだろうということになった。
一度でも、芦ノ湖でボートに乗った経験があれば、お気づきの方もあるだろうが、今考えると充分無謀であった・・・。
スワンを借りたボート屋は、大型船の船着場と船着場の間にある。我々は大型船の帰港を避けながら、小さなボートで走り回るわけだ。
しかも意気揚々と出かけた先は、まさにこの大型船の通り道。ちょど船が帰ってきた。
水上から、写真もばっちりとれたし、すれ違いにも成功した!

ところが、目的地もそろそろというころ、予期せぬ不運に襲われた。


急にスワンがグラグラと揺れだしたのだ。
どうやら大型船の作り出した波が今頃岸辺に押し寄せてきたようだ・・・彡(-_-;)彡

しかも、横揺れで転覆するのでは?と思うほどの激しい揺れ・・・。
素人でもやばいと思うほどの波で、「横はまずい!」と、なんとなく感じた大人3人は必至にスワンを波に対して縦に向かせるようにあがいた。
大人の大騒ぎに異変を察知した姫は、おとなしくしているかと思いきや・・・ 立ち上がろうとしてみたり・・・。 

待って〜〜待って〜〜 今だけは止めて〜〜〜(;´д⊂)



ようやく、波がおさまった。


笑って良いのか泣いていいのか分からない大騒ぎの末に、すっかりヘトヘトになった大人達は そろそろ引き返すことにした。
時間もちょうど半分が過ぎている。
帰りは席をちょっとつめて、姫を座席に座らせ私もスクリューの動力に参加した。

が・・・


進まないのである。・゚・(ノ∀`)・゚・。

どうやら向かい風? 波が逆? 漕げども漕げども 行きほど前に進まないのである。

あせって漕いでも なかなかゴールは見えてこない。

そのため、大人達はさらに必至でペダルを漕ぎまくった。



なんとか、時間内に桟橋にたどり着く。

上着を忘れて大涌谷では震えていた旦那が、汗びっしょり・・・。

「今日は暑い!」 なんぞと言い出した^^;

30分間 実にいい汗をかいた。(私以外の二人が)



つづく